PRIVATE LESSON

LOVE ARTIST

hiro

「こんな僕でも、なおやさんのレッスンに通えますか？」

彼（HIRO）が初めて会った時に発した一言

当時の彼は

週3回のバイトと、自宅やっていた副業での生活

時間がなく、楽しいこともなかった

将来の不安だけが大きくなってきた時

お金のない中、レッスンに通うことを決めたのだ

コースの終盤

「本当はもっともっと深く自信をもって人と関わりたい」

そう言い放った彼の人生は激変した

U-ka

「みんなのように、言われたことがちゃんとできない」

みんなの期待にしっかりと応えらえる人間になりたいから

レッスンに通ってみたい

通い始めた彼女の姿勢は

真面目にで

たくさん質問をした

「みんなと同じように、なりたいから」

感性を磨くためにレッスン期間中に始めた「居合」

彼女は最後の発表の場に

居合の型を披露することを選んだ

間違えないよう何度も何度も練習を繰り返していた

当日

彼女は「ある選択をした」

披露の場で、彼女は刀を抜かなかった

みんなが居るから「ちゃんとやらなくちゃ」

「それ」を手放したのだ

kan-J

「楽しいことが見つからないから、起業をしてみたい」

スクールに通い始めた彼は

「何も感情が湧かないんですよね」とよく言っていた

そんな彼に私はよく

「ねー、人に興味ないでしょ？」と聞き

聞かれる度、彼は答えなかった

それからしばらくして彼から連絡があり

レッスンの発表

「書いた詩を即興で歌ってみたい」と

その詩は両親に対するものだった

発表前に、両親に会うために里帰りをし

想いを伝えたという

その晩、実家の風呂で身体を洗うため使った「垢すり」

その肌を伝う感触に涙が溢れたと言う

「生きている」

発表当日、彼は歌った

でも、心はしっくりと来なかった

「ありがとう」

それだけを歌にする

そして「ありがとう」と何十回も声にした

彼は今、会社を立ち上げている

「いろんな人の力になりたい」という想いから

そして、2名のスタッフと仲良くやっている

you-korin

「自分とは、何の価値もない存在だと思っていた」

彼女は

明かしたくなかった過去を

100名以上のお客さまの前でカミングアウトした

その中には彼女の両親も

両親に伝えられなかったことも語った

「私を、生きたい」

この「舞台」を境に彼女の人生は変わった

両親との関係は深まり

パートナーと偽りのない話ができるようになり

そしてフルタイムの仕事に就いた

「もう、価値がないなんて思わない」

イベント後

彼女の清々しい笑顔は今でも鮮明に焼き付いている

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